入院のご案内

患者さんの状態に応じた包括医療の提供を

当院には、慢性呼吸器疾患で頻回な痰吸引が必要な方、酸素療法を行う必要のある方等、継続的に医療行為が必要とされる方が中心に入院されている医療療養病棟、パーキンソン病などの神経難病をお持ちの方、脳卒中で重度意識障害があり全面的な医療及び介護が必要な方が中心に入院されている特殊疾患病棟があります。治療・介護はもちろんのこと、身体的機能、言語および摂食的機能など、患者様の状態を少しでも維持・改善できるようにリハビリテーションを行っております。

身体拘束の最小化

身体拘束は、「高齢者の身体機能を低下させ、寝たきりの状態に拍車をかけるおそれがある」さらに、「人間としての尊厳を侵す行為につながり、また精神的苦痛を与えるなどその結果、死期を早めることにもなりかねない」と考えられております。ただし、期限の限定された治療のための最小限の抑制(ミトン着用など)も患者さんのためには必要な場合もあります。意味のない抑制は絶対に行わないこと、そのための監視を十分行い、身体拘束のないケアの実現に向け、さまざまな取り組みを病院全体で進めてまいります。

接遇の向上にむけて

当院の身体拘束予防委員会では「身体拘束ゼロ」達成後の活動として、患者様に対する「言葉の抑制・言葉の暴力」を防止するため、全職員で「接遇向上」に取り組んでおります。現在、3か月に1度の頻度で、自己評価を全職員が行い、接遇改善が図られているかの確認と、その対策を行っています。

リハビリテーション

入院部門

施設基準
脳血管リハビリテーション料 (Ⅱ)
運動器リハビリテーション科 (Ⅱ)
呼吸器リハビリテーション科 (Ⅰ)
主治医の指示のもとに、理学療法・作業療法・言語聴覚療法のうち、必要なリハビリテーションを提供させていただきます。なお、病名や病気になってからの期間によって、リハビリテーションの実施回数に上限がありますので、詳しくはお問合せ下さい。
当院のリハビリテーションは病状が安定している慢性期の患者様を対象としており、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が患者様の状態に応じてリハビリテーションを実施しております。 主に、関節拘縮予防筋力維持安楽な呼吸介助誤嚥性肺炎の予防口腔・嚥下機能の維持安全な食事摂取の援助を行っております。また、療養生活における苦痛の軽減や楽しみを取り入れることで、その人らしさに寄り添うリハビリテーションを実施しております。
お問い合わせ時間
月曜~金曜 9:00~17:00
土曜日   9:00~12:30
お問い合わせ先
リハビリテーション部
TEL:011-771-1501(代表)

入院手続き

相談受付
電話にて患者様の状態をお伺い致します。
面接予約日についても打ち合わせをします。
面 接
患者様の主たる援助者(キーパーソン)であるご家族の方に来院して頂き、より詳細な相談をいたします。この際に費用等のご説明、院内のご案内をさせて頂きます。
面接には現在の主治医の診療情報提供書が必要になります。
入院判定
面接で得られた情報と、主治医の情報より、当院での入院治療が適しているかどうかを判定いたします。満床の場合はお待ち頂くことがあります。結果につきましては、お電話にてご家族又はご依頼もと施設へご連絡いたします。
入 院
入院の順番が来ましたら、お電話にてご連絡し、当日の準備等のご説明をいたします。

相談窓口

当院では、医療ソーシャルワーカー(MSW)と呼ばれる相談員が、皆様からのご相談に応じております。
〜例えば〜
入院及び転院についてのご相談
医療費・生活費など、経済的な不安
各種社会保障制度、介護保険制度の利用方法について
福祉施設や関係機関の利用や情報提供
その他、お困りのことがございましたらお気軽にご相談下さい。
お問い合わせ時間
月曜~金曜 9:00~17:00
土曜日   9:00~12:30
お問い合わせ先
医療相談室
TEL:011-771-1501(代表)
FAX:011-771-0865
各種クレジットカードご利用できます。